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やわらかい派?かたい派?どんな種類があるの?モルモットにおすすめの牧草

牧草が主食のモルモットですが、チモシー以外にも牧草にはたくさんの種類があります。
モルモットによっては年齢や食の好みによって、なかなかチモシーを食べてくれない子もいます。そんな時はチモシーの代わりに他の牧草を食べさせたり、気に入ったチモシーを見つけてあげる必要があります。

我が家のとんかつも家に来た当初はチモシーをほとんど食べてくれず、体重も他の子に比べると思うように増えずに悩んだことがあります。その時にチモシーを含め色々な牧草を試してみました。
その時の経験を踏まえ、それぞれの牧草の特徴やおすすめをまとめています。

おすすめチモシー

ORIMITSU ロングマットソフトチモシー

  • 2番刈りチモシー
  • 葉が多く柔らかめ(穂は少なめ)
  • 入荷時期によって品質にばらつきがある
  • 1,695円/800g(amazon)

1番刈りのチモシーが苦手なモルモットにおすすめなのが「ORIMITSU ロングマットソフトチモシー」です。
”ソフト”と名がつくように柔らかめで葉の多いチモシーなので食べやすく、子供や年配のモルモットにも最適です。かたい茎が好みのモルモットには少し物足りないかもしれませんが、我が家の2匹(現在1歳)はこのロングマットチモシーが一番好きでよく食べます。
とてもソフトな触り心地なので敷材として寝床に敷いてあげることもできます。

アメリカ産のチモシーですが、唯一の欠点が入荷時期によってチモシーの品質にばらつきがあることです。たまに茶色の枯れたチモシーが混ざってしまっていることがあります。ただ大量に混ざっている訳ではないので、取り除けば問題はありません。

匂いも青臭さが少なくふんわりとした牧草の香りがします。どんなモルモットにも合うチモシーだと思います。

大地の恵み ロングマット 1番刈りプレミアムチモシー

  • 1番刈りチモシー
  • 茎が多くかため(穂も多め)
  • チモシーは全体的に太くて短い
  • 2,200円/1kg(amazon)

製造元は上の「ロングマットソフトチモシー」と同じORIMITSUですが、販売しているのはペットのコジマです。大手ペットショップが販売しているだけあって、いい素材を使用した高品質のチモシーです。コジマにいるモルモットやうさぎたちはこのチモシーを食べています。

1番刈りのしっかりしたチモシーで、茎が多くかためです。競走馬も食べている最高級ホースグレードを使用し、さらに人の手で厳選されていることもあり、栄養素も豊富でペットの健康を考えた安心なチモシーです。かための牧草でも問題なく食べられるようであれば、このチモシーをおすすめします。
全体的に太くて短いチモシーが多いので、細かすぎて散らかりやすいのが難点です。かたさからも寝床の敷材には向いていません。

2番刈りを好む我が家のモルモットたちですが、「1番刈りプレミアムチモシー」の穂は大好きです。プレスされて平べったくなっているのですが、とんかつに至っては穂だけはこのチモシーのものが好きなようです。
匂いは青々とした牧草のしっかりした匂いがします。青年期のモルモットにおすすめのチモシーです。

愛らびっとオリジナル牧草 1番刈りソフトプレス

  • 1番刈りソフトプレスチモシー
  • 葉よりは茎や穂が多め
  • チモシーは太くて長いものも多い
  • 500gでの販売なので量が少なめ
  • 1,298円/500g(amazon)

1番刈りソフトプレスのチモシーです。
ソフトプレスとはシングルプレスとダブルプレスの間のプレス方法です。シングルプレスはより自然に近い状態のチモシー、ダブルプレスはシングルプレスよりも柔らかめのチモシーになるので、ソフトプレスは自然に近い状態でありながら、シングルプレスよりも柔らかめの草質になります。
1番刈りシングルプレスがかたすぎる場合は、ソフトプレスのチモシーを試してみてもいいかもしれません。

収穫時期によって品質に多少のばらつきはあるかと思いますが、立派な穂がたくさん入っているので、穂が好きなモルモットにはかなりいいチモシーです。我が家の2匹はこのチモシーの穂が大好きで取り合いしながら食べます。

愛らびっとオリジナル牧草は500gでの販売なので「ロングマット 1番刈りプレミアムチモシー」の半分の量となっています。チモシー大量に頼みたい場合は向いていないかもしれません。
他のチモシーを試してみたい場合や、予備のチモシーとして常備して置きたい場合などにはちょうどいいサイズです。

匂いは他のチモシーに比べると少し弱いですが、牧草の優しい香りがします。

※楽天のリンク先の「愛らびっとオリジナル牧草」はシングルプレスですのでご注意ください。

おすすめ牧草

チモシー以外にも牧草にはたくさんの種類があります。かたさや味、栄養素などそれぞれ違っているので、モルモットの体調や好みに合わせて食べさせてあげましょう。

旬牧草 イタリアンライグラス 2,303円/120g(amazon)

イタリアンライグラスは猫草としても人気のイネ科の牧草です。
そんなイタリアンライグラスの中でも「旬牧草 イタリアンライグラス」といえば、たった120gでも普通のチモシー1kgと同じ値段がする言わずと知れた国内最高級牧草です。有機栽培された国産のイタリアンライグラスを使用しているだけあって、品質、味ともに非常にいいです。モルモットの食いつきも尋常ではなく、やはり高いだけあるな、、という印象です。

匂いは強くしっかりとした牧草の香りがします。例えるならば青海苔のような、少し香ばしく人が嗅いでも美味しそうだと思ってしまう香りです。
基本的には葉がメインですが、他の牧草のようにバラバラに入ってるというよりは一本一本が並んでそのまま入っています。そのため、葉の部分から茎まで食べられます。
カラッと乾燥されたサクサクしたスナック菓子のような食感のため、かため派も柔らかめ派もどちらのモルモットも食べられます。どうやらどこのお家でも大好評のようで、ペットショップの店員さんに「これだけしか食べなくなってしまう可能性があるので、あまりあげすぎないでください、、」と注意されたほどです。

味も品質も最高峰ですが、栄養面や葉を整えることを考えるとチモシーよりは劣っている為、常食としては向いていません。また、価格の面からも、たまにあげるご褒美として与えるのがいいかと思います。
こちらの牧草も時期によって品質にかなりばらつきがある印象なので、なるべくペットショップなどで実際にみて購入するのがおすすめです。我が家でも定期的に購入していますが、秋にネット通販で購入した際は青々としたかなり立派ないい状態のものが届きました。

OXBOW オーツヘイ 1,460円/425g(amazon)

オーツヘイは甘い香りで嗜好性が高い牧草です。繊維質が多くカルシウムが少ない為、チモシーが苦手な子の導入としてあげるのがいいです。我が家のとんかつもチモシーを食べないモルモットだったのですが、オーツヘイはよく食べていました。
ただ、チモシーよりも吸収されにくい繊維質が含まれており、特に穂の部分はカロリーが高いので、穂の部分はあげずに葉や茎の部分を与えます。オーツヘイだけを与えるよりも、チモシーをメインでたまに混ぜてあげる程度がいいでしょう。

オーツヘイの葉や茎は短くて細かいので、チモシーと同じ入れ物に入れるとこぼれてしまう場合があります。オーツヘイ用のお皿などを用意してあげる必要があります。

牧草市場 バミューダヘイ 598円/500g(amzon)

イネ科の牧草で細い葉と茎が特徴です。低カロリーなためダイエット用の牧草としても使えますし、柔らかい草質なのでかたい牧草が苦手なモルモットも食べられます。寝床に敷く床材としても使えます。
価格も500gあたり500円〜600円程度と安いので、お金を気にせずに床材としてたくさん使用できます。

ただ、細くて低カロリーなゆえ、常食としては栄養素的にも物足りないかもしれません。チモシーの代わりにたまに与えるのがいいと思います。他の牧草に比べると匂いは弱いですが、我が家のモルモットたちは美味しそうに食べていました。

アルファープレミアム 北米産最上級アルファルファ     2,431円/500g×2袋(amazon)

アルファルファはマメ科の牧草で、タンパク質、繊維質が豊富です。指向性が高く、成長期や妊娠期のモルモットに適しています。栄養価が高いのですが、食べ過ぎるとお腹にガスが溜まりやすく、高カロリーなため食べ過ぎには注意が必要です。大人になったモルモットにはアルファルファよりも他の牧草を与えた方が良いとされています。

我が家のモルモットたちは子供のころからチモシーを食べているのでアルファルファを与えたことはないのですが、体の成長をうながすためにも幼少期のモルモットの主食としてアルファルファを与えるのは良いことです。
このメーカーEXTOLEVELにはアルファルファとチモシーのミックス牧草もあるので、アルファルファ→ミックス牧草→チモシーと段階を踏んで与えてみると自然にチモシーへの乗り換えができるかもしれません。

牧草市場 お試しセット牧草 1,180g/100g×8種類(amazon)

モルモットにも好みがあるので、せっかく買った牧草を食べないことも考えられます。「1kg買ったのに食べなかった」なんてことがないように、まずは色々な牧草が入ったお試しセットを買ってみるのはいかがでしょうか。

以前とんかつがチモシー1番刈りを食べなかった時に我が家でもこのお試しセットを購入し、とんかつがどんな牧草が好きなのかチェックしました。各牧草100gのセットの食べきりサイズなので、モルモットの好みの牧草を見つけたい時や、いつものチモシーの代わりに少し他の牧草を与えてみたい時などにちょうどいいサイズです。

まとめ:モルモットにおすすめの牧草

「モルモット 牧草」と検索しただけでも、沢山の種類の牧草がネットで販売されています。一昔前よりも品質はかなり向上し研究も進んでいて、栄養価も高く質のいい牧草が数多くあります。それぞれの商品ページにもっと詳しい特徴や栄養素が記載されているので、気になったものはぜひみてみてください。

もし牧草選びに迷っている方がいれば、この記事で紹介している牧草を試してみてください!

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