モルモットの知識

モルモットは泳げるの?【リスクと飼い主の責任】

先日港街で見かけたネズミが、人間に驚いて海の中に飛び込むのを見ました。
大丈夫かな?と心配になって様子を見に行くと、器用に水をカキカキして停めてあった船にロープをつたって登っていきました。

世界最大の齧歯類であるカピバラも水は大好きです。仲間であるネズミやカピバラが泳ぎが得意なら、もしかしたらモルモットも泳ぎが得意かもしれません。

今回はモルモットが泳げるのかどうかについて調べてみました。

モルモットは泳げる

結論からいうとモルモットは泳ぐことができます。

野生で生活していたモルモットは敵から身を守ったり食糧を手に入れるために、泳いで川を渡ることがありました。捕食される側の動物であるモルモットにとって、敵から逃げるために泳ぐことは必須でした。

家畜化された現在でもその本能は残っており、いざとなったらモルモットは泳ぐことができるでしょう。
ただしモルモットにとって泳ぐということは切羽詰まった状況の奥の手であり、モルモット自身は泳ぎが得意ということではありません。

モルモットの手足は短くて小さく水の中で動き回るには不十分です。
さらに長い時間泳ぎ続けるほどの体力がないため、足のつかない水位や流れの速い場所は溺れてしまう可能性があります。

泳ぐことはできるけれど、カピバラのように水が好きというわけではなさそうです。

モルモットに泳ぎを覚えさせることはできる?

しつけや芸を覚えさせるのと同じように、モルモットに泳ぎを教えることはできるのでしょうか?

YouTubeなどの動画サイトでは、モルモットが泳いでいる映像が投稿されています。中にはプールでスイスイと犬かきをするモルモットの姿も。

一般的にモルモットをしつけたり芸を覚えさせるのはかなり難しいと言われていますが、もしあなたの飼っているモルモットが賢くて忍耐強いタイプであれば、泳ぎを覚えてくれるかもしれません。

ただし、モルモットが好きで泳いでいるのか、無理に泳がされているのかというのは重要です。
個人的な意見ですが、動画の中で泳ぐモルモット達の顔は溺れないように必死で、決して楽しんでいるようには見えませんでした。
人間が動物に無理強いすることは虐待です。芸だとしてもモルモットが嫌がることをやらせないように注意が必要です。

モルモットにかかる問題

泳ぐことは体力の消耗だけでなく、体が濡れて病気や体の不調の原因となってしまうこともあります。
水に濡れることによってモルモットに起こりうる問題についてまとめました。

肺炎

飲んだ水が気管や肺に入ったり、体が冷えて風邪ひくことが原因で肺炎を引き起こすことがあります。肺炎はよくあるモルモットの死因の一つでもあるため、水に長く浸かっているような状況がないようにしましょう。
咳やくしゃみ、食欲不振などがみられる場合はすぐに病院に行く必要があります。

中耳炎

モルモットの耳は人間の耳と形や構造がよく似ています。
人間が中耳炎を起こすのと同じように、耳に水が入ることによってモルモットも中耳炎になってしまうことがあるのです。
モルモットの耳内部の病気や感染症は頻繁に起こるものではありませんが、泳いだり頭に水を被ってしまうことによって引き起こされてしまうことがあります。

寒さ

モルモットは対応調節ができません。水に濡れている状態ではモルモットの体温はどんどん低下していきます。体温の低下は風邪や肺炎の症状を引き起こす可能性があります。

お腹を壊して下痢になってしまうこともあるため、夏場でもお風呂を含めモルモットを水に入れる場合は、温水にしてあげる必要があります。
水に濡れた後は放置せず、すぐに拭き取ってドライヤーで乾かしてあげましょう。

ストレス

モルモットは水が好きな動物ではないため、泳がなければならない状況は彼らにとってストレスを感じています。
長時間泳がせたり、足のつかない状態やモルモットが自分で休めないような環境で泳がせることは危険です。

皮脂

水に濡れた状態が長時間続くと、モルモットの皮膚にある皮脂が流れて皮膚病を発生しやすくなることがあります。モルモットの皮膚に切り傷がある場合は、水に浸かることで感染症を引き起こす可能性もあります。

まとめ:モルモットは泳げるの?

モルモットは泳げますが、カピバラのように水が好きな動物ではありません。
彼らが泳ぐのは敵から逃げる時や、餌を手に入れるためにどうしても水場を渡らないといけない時のみで、基本的には地上で生きる動物です。

モルモットを泳がせている動画があるように、ペットとして生活するモルモットに泳ぎを教えることは可能です。ただし、泳ぐことはモルモットにとってストレスにもなり、体が長時間濡れた状態でいることは安全ではありません。

飼い主にはモルモットが快適に安心して暮らせるような環境で飼育する責任があります。

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