モルモットの知識

モル飼いが教える【モルモットを飼ってから後悔しないために知っておくこと】

「モルモットを飼って後悔しました」

とある飼い主さんが某掲示板で打ち明けていた悩みは、モルモットを飼ってみたら自分が思っていたのと違って後悔しているという内容でした。

モルカーブームから火がついたモルモットの人気はいまだ高く、SNSでもモルモット関連のアカウントがたくさん増えました。
もともとモルモットは値段や飼育方法から飼いやすい動物として紹介されることが多く、実際に飼ってみても爬虫類や犬猫に比べると初心者でも扱いやすい印象があります。

ただし、ネットの情報では飼い方や鳴き声など基本的な説明あっても、実際に起こる問題や大変なことなどに触れていないことが多いです。
今回はモルモットを飼って大変だったこと、実際に飼い始めてからのギャップ、飼育にあたって気をつけることについて詳しく書いていきます。

飼わなきゃ良かったと後悔しないように、モルモットを買うと決める前に一度読んでいただければと思います!

モルモットを飼うなら要注意

牧草アレルギー

まず、モルモットは想像よりも毛が抜けやすい動物です。抱っこすれば服は毛だらけになるし、長毛種なら定期的なブラッシングが必要です。動物の毛で痒くなったりくしゃみが出てしまう人は要注意です。

お手入れやお掃除の方法については「モルモットは毛が抜ける!?【モルモットの抜け毛対策について】」を読んでみてください。

抜け毛と同じかそれ以上に飼い主を悩ますのが「牧草アレルギー」問題です。私はもともと花粉症&ハウスダストアレルギー持ちで、環境によってくしゃみや鼻づまりが止まらなくなってしまうのですが、牧草も例外ではありません。

牧草は大体1袋500g~1kgで売っているので、毎日モルモットが食べる分だけ袋から取り出します。その時に舞ったカスや粉でくしゃみは止まらない、目は痒くてたまらなくなってしまうのがかなりストレスです。花粉や埃に弱い人はゴーグルとマスクが必須です。

エキゾチックアニマル専門病院を探すべし

モルモットを飼う前にやるべきことで一番大切なのが、モルモットを診ることができる病院を探すことです。モルモットのようなエキゾチックアニマルを診断できる病院はかなり少ないです。

モルモット対応と書いてあってもちゃんとした診断はできない病院も多いので、できれば「エキゾチックアニマル専門の病院」が通える範囲にあることが望ましいです。

我が家では都内の病院に公共交通機関で通っていますが、電車やバスも対策をすれば問題なく連れて行けます。

モルモットは体が小さく、たった数日でもご飯が食べられないのは命取りになってしまうため、何か起こった時には迅速に適切な治療を受けさせないといけません。通える範囲に信頼できる病院があるようにした方が安心です。

モルモットがなつかない&抱っこできない問題

モルモットを飼って後悔した理由で多いのが「モルモットがなつかない」という問題です。

youtubeなどでは飼い主と仲良く触れ合うモルモットを見ることが多く、モルモットは懐きやすいイメージがついてしまいますが、むしろあれほどベタ慣れしているのは少数派です。

そのイメージのままモルモットを飼ってしまうと、あまりなつかないモルモットを目の前にして落胆してしまうかもしれません。

モルモットは自由気ままで臆病な動物なため、なつきにくいというのを理解しておくことが大切です。もちろん少しずつじっくりと時間をかけてコミュニケーションを取れば仲良くなれることは間違いありません。

ただ、時間がかかります。数日でなつくことはまずありえないので、諦めずに数ヶ月、半年かけてゆっくりとお互いが慣れていきましょう。

抱っこも同じです。もともと抱っこが好きなモルモットはいないので、練習して慣れてもらう必要があります。最初から動物園のふれあいコーナーのようにおとなしく抱っこさせてくれるモルモットはいません。根気強くコミュニケーションをとりましょう。

どうしてもすぐに抱っこがしたいというのであれば、ハムスターなど他の動物を飼うのをお勧めします。

個体は安いが飼育のためにはある程度のお金が必要

ペットショップでは、犬や猫と比べモルモットは個体の値段が安いです。定番のイングリッシュやアビシニアンは6000円程度。初めて飼う動物としてはかなり手が出しやすい価格ですが、気をつけないといけないのが飼育費です。

まず、モルモットを飼うにあたってケージや給水ボトルなどを揃えなければいけません。モルモットは大人になると1kg以上になることも多く、ケージもある程度の広さが必要です。
また、餌であるチモシーやペレットも常に準備しておく必要があります。

そしてなんといっても一番大変なのが病院代です。モルモットは不調が出てから具合が悪くなるまでが早いので、何かあったらすぐに病院に行く必要があります。薬代もかかるし、レントゲンを撮ったら1万円近くかかってしまうこともあります。

個体の価格が安いからといって、そのほかにお金がかからないということではありません。飼った後のことも考えて購入することをお勧めします。

まとめ:後悔しないためにモルモットについて知っておきたいこと

ざっとあげてみましたが、細かい問題はそのほかにも色々とあります。もちろん一緒に暮らす喜びの方が多く、多少お世話が大変でも楽しい日々を送れることは間違いないですが、動物と暮らすということは必ずしも想像通りになるわけではありません。

それでも総評としてモルモットは飼いやすいと思います。餌は自分で調整して食べられますし、日中家を空けていても問題ありません。

ただ、ネットやSNSでみたり動物園で触れ合うモルモットのイメージと、実際にショップで売られているモルモット達は別物です。仲良くなるには長い時間たくさん触れ合う必要がありますし、飼うと決めた以上お世話や健康管理も毎日しないといけません。

飼わなきゃ良かったと後悔しないように、モルモットを飼った時のリスクも調べておくと良いと思います。

ブログランキング参加中!クリック応援お願いします!

-モルモットの知識

© 2024 モルモットは鳴くんです。