モルモットの知識

モルモットは英語で何て言う?【モルモットの名前の由来と種の起源】

モルモットがなぜモルモットと呼ばれるのか気になったことはありませんか?
英語ではGuine pig(ギニアピッグ)またはCavy(ケイビー)と呼ばれるモルモット。日本語ではさらに天竺鼠と呼ばれたりもします。
今回はモルモットの呼び名にまつわる雑学です。なぜそんな名前で呼ばれるようになったのか、モルモットの起源についても解説していきます。

名前の由来

モルモットが「モルモット」と呼ばれるワケ

日本で浸透している彼らの呼び名は「モルモット」です。でもモルモットってどこからきたんだろう、、。
モルモットはオランダ語の「マーモット」が由来するとする説が有力です。1800年代に日本にモルモットを持ち込んだオランダ人がマーモットと勘違いしたことから、それが訛りモルモットと呼ばれるようになりました。

ちなみにマーモットは齧歯類ですがリス科の動物で、でかいリスといった見た目です。たしかに顔はモルモットに似ていますが、体長、足の長さや大きさ、餌を手で持って食べるなどの違いがあります。

これはモルモット
これがマーモット

似てるといえば、似ていますかね、、。

モルモットの英語名はギニアの豚?モルモットが「Guinea pig」と呼ばれるワケ

モルモットは英語で「Guinea pig」といいます。ギニアピッグを直訳すると、ギニアの豚。生物学的には豚と何のつながりもないモルモットですが、なぜギニアの豚と呼ばれているのでしょうか。

理由の一つが、その昔「海の向こう」を指す言葉として「ギニア」という言葉が使われていたことに関係していると言われています。南アメリカで見つかったモルモットは1500年代にスペインの探検家によってヨーロッパに持ち込まれたとされ、その時に、海の向こうから来たという意味でギニアという言葉が使われた可能性があります。

あるいは、探検家たちが南アメリカからヨーロッパを回る航海の休憩として、一時的にギニアの港に停泊したことからモルモットの起源がギニアだと誤解されてしまったという説もあります。

豚という名前がつくのは、モルモットの姿と鳴き声が豚に似ているからという説が有力とされています。ただし見た目が似ているからと言ってモルモットと豚には全く関係性がありません。また、モルモットを食べる地域では、食用とされるモルモットが子豚の丸焼きに似ているからという説もあります。

どの説もありそうな気がしますね。ただこのようにモルモットの名前の由来には諸説あるものの、決め手となる有力な情報がないため真実がわからないというのが実際のところです。
ちなみにもう一つの英語名「Cavy」は日本語に訳すと天竺鼠になります。

モルモットの種の起源

種の起源

モルモットの起源は南アメリカで始まります。人々は約5000年前には、アンデス山脈の周辺地域、特に現在のペルー、ボリビア、その他の国々を含む地域でモルモットを飼い、家畜化したと考えられています。また一部の地域ではモルモットは現在でも食用の動物として家畜化されています。
食用として以外にも、医学や宗教のためにモルモットは重要な役割を担っていました。

西暦1200年から1500年まで、南アメリカのスペイン植民地化まで、ペルーやインカの人々はますます多くの種類のモルモットを飼育していました。この時期に飼われていたモルモットは、今日私たちが知っている品種とよく似た毛皮と色を持っていました。

ヨーロッパにやってきたモルモット

16世紀以降ヨーロッパとの貿易が本格的に始まったとき、モルモットは食用としてではなくペットとして人気のある輸入品になりました。モルモットはとくにお金持ちや貴族の間で評価され、イギリスのエリザベス1世は、ヨーロッパで最初のモルモットファンの1人とも言われてきます。
そんなに昔からモルモットはペットとして人気があったんですね!

野生での生活

はるか昔から家畜として飼われていたモルモットですが、彼らの自然の生息地は気候が厳しく標高が高い南アメリカの山々です。モルモットは3~10匹の小さな群れで暮らし、一日のほとんどを一緒に食べ物を探し、常に同じ道を通りながら長距離を移動します。捕食される側の動物てであるモルモットは、危険な開けたエリアを避け、茂みや隠場所のあるところを素早く移動します。野生のモルモットは隠れるために穴を掘り、岩を登ったり低い木の枝から枝へジャンプしたりします。野生では、生息地に応じて、草、干し草、さまざまな植物やハーブ、種子、小枝、樹皮、そして時には根を食べて暮らしています。

ちなみに現在では、完全に家畜化され野生のモルモットはいないと言われています。

まとめ:モルモットの名前の由来と種の起源

今回はモルモットについての雑学でした。名前ひとつとっても色々な説があって面白いですね。今回は日本語と英語での名前の由来でしたが、他の国でもユニークな名前で呼ばれています。

目の前にいる彼らが、はるか昔はこの場所から遠く海の向こうで生まれたと思うと生き物は不思議だなと思います。

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