モルモット日記

隠れモルモット映画「ドクター・ドリトル」をモル飼いが観てみました

しんどい梅雨の季節がやってきました。低気圧の影響で体はだるい、雨なのでちょっと気分転換にお散歩行くのも憚られる。せっかくの休日もソファーに寝転んでインスタグラムみて終わるだけ、、。どことなくモルモット達もぐでっとしていて寝てばかり、、いや彼らはいつもか。
そんな憂鬱な雨の日にオススメなのが「ドクター・ドリトル」です!何も考えず笑えるコメディを観るしかない!これちなみにロバート・ダウニー・Jrの方ではありません。ロバート・ダウニー・Jrのドクター・ドリトルはめちゃくちゃ酷いってことで有名らしいのでまあそれはそれで観てみたいけれども、今回はエディ・マーフィのドリトル先生のお話です。

ドクター・ドリトルって私は名前は知っていたものの今まで観たことがなかったのですが、結構テレビでも放送されていたらしく、子供の頃みたことがある人も多いのではないでしょうか。今回も前回同様にアマゾンプライムでレンタルしたのですが、これまた前回の「スパイアニマル・Gフォース」と同じく日本語吹き替え版しかありませんでした。でもこんなどんよりした雨の日ですから、字幕を追うこともなく童心に戻ってガハガハ笑うのもありです。しかも300円なので格安です。
スパイアニマル・Gフォースが気になる方はモルモット映画「スパイアニマル・Gフォース」をモル飼いが観てみましたをみてね。

まずドクター・ドリトルのあらすじから。

ストーリー

幼い頃ジョン・ドリトルは動物と会話ができるという能力を持っていたが、父親に異常だと思われ愛犬と引き離されてからは、動物を拒絶し動物と会話をすることはなくなった。その後動物嫌いのまま大人へと成長したジョンは医者になり、妻と二人の娘と仲良く暮らしていたが、ある日真夜中の休診から帰る途中に野良犬を車で轢いてしまう。しかし轢いたはずの犬は立ち上がり、ジョンに「マヌケ野郎!」と怒鳴りつけその場を去って行く。それ以来再び動物の声が聞こえるようになってしまったジョンだが、動物の言葉が理解できるという現実を受け入れることができずにいた。だがひょんなことから轢いてしまった犬を飼うことになり、医者であるジョンに助けを求める動物たちが続々とジョンの家に集まってくるのであった、、、

モル飼いが観た感想は!?

え!?モルモットが出てる!!モルモットの迫真の演技!?

この映画動物コメディだけあって沢山の動物が登場するのですが、なんと我らがモルモットもちゃっかり登場するのです!しかも主人公ジョンの娘のペット「ロドニー」というメインキャラクターの一匹として!ただこのモルモット残念ながらかなりのおっさんでトラブルメーカーです。主人公に悪態はつくわ、ジョンと妻リサの時間は邪魔するわ、隙をみては娘のマヤから脱走し問題を引き起こします。見た目は可愛い茶色と白のイングリッシュなんですけどね。

そして前回のスパイアニマル・Gフォース同様にかなり雑に扱われているモルモット。まずおきまりの回し車ですね。今回もばっちりロドニーのケージにモルモットが使うはずのない回し車がセッティングされています。もはやモルモット映画あるあるですね。そして「俺ナッツ大好き!」と喜ぶロドニー。それもハムスターですね。
ドクター・ドリトルを観たことがある方はわかると思うのですが、この映画は出てくる動物のほとんどが実写で、口の動き以外は実際に動物たちが動いています。シーンによっては動作も合成で作ってあるかもしれませんが、動物たちの自然な表現も観ていて楽しいポイントの一つです。妻に叱咤されるダメ夫の鳩やアルコール中毒のサルなど個性的なキャラクターたちですが、動物たちの動きが自然すぎてもうそのキャラクターにしか見えません!撮る側はかなり大変だったかと思いますが、、。

映画の内容もこの一癖も二癖もある動物たちがジョンを巻き込んでやりたい放題して行くのですが、結構言葉遣いが汚くて下品なジョークも多いです。それも楽しい部分ではあるのですが、それゆえなぜか動物たちの吹き替えが全部おじさんなのです(笑)可愛い顔した動物たちがみんなおじさんの声、、、。最初はなんだこれと突っ込んでいたのですが、逆にそのギャップに慣れてくる後半。最後の赤ちゃんワニまでしっかりおじさんの声だった時はむしろスッキリしました。

話は実写の動物たちに戻るのですが、当然モルモットも実写なわけです。少し小柄なおじさんイングリッシュがケージを抜け出して家を歩き回りますが、結構ぞんざいな扱われ方にモル飼いとしてはヒヤヒヤします。まず物語の序盤、動物嫌いのジョンが寝ているところにモルモットのロドニーが忍び込みます。びっくりしたジョンはロドニーを持ち上げベットに投げると、絶叫しながらロドニーを枕で押しつぶします。もちろん実際には押しつぶされてないものの、その前の絶叫するところでは割と勢いよくベッドに投げられてしまっているのでモルモットが怖くてキーキー鳴いているのが聞こえるのです。面白いシーンではあるのですが、ちょっとかわいそうな気持ちになりました。
翌日ジョンはロドニーを車に乗せ娘のキャンプに連れて行くのですが、助手席で話しかけるロドニーにテンパったジョンは大声で怒鳴りつけると、なんと車の屋根の上にロドニーのケージをくくりつけそのままかなりのスピードで走行。風になびくどころか風で全部逆立ったモルモットの毛、、。「モルモットは臆病なので大声でうるさくしないように」「モルモットはストレスに弱いので刺激しないように」飼育本で習ったことと見事に逆のことが起きていて目が点でした(笑)
終いには脱走したロドニーがトイレに流されるというショッキングな映像も、、。もちろん本当に流されはしませんが便器に落ちてビショビショにはなります。便器の中で回っている姿はあれはさすがに人形なのかな、、。映画やドラマで実際の動物に無茶をさせるというのは昔の映画あるあるですね。だからどうこうっていう訳ではないのですが、ドクター・ドリトルではモルモット君が体を張って頑張っていました。

動物が使われていることの良い悪いは別として、実写のモルモットがキャラクターとして出てくる映画は少ないと思うので、モル飼いは観て損はないと思います!声はおじさんですが、たまにモルモットがプイプイ鳴いているのも聞こえますよ!!

まとめ:ドクター・ドリトルの総評は?

総評は、5点満点中4点です!
散々モルモットが雑に扱われてる!と書きましたが映画自体はすごく面白いです。エディ・マーフィの早口で喋りまくる演技もですが、モラルのかけた動物たちの掛け合いがけっこう笑わせてくれます。ストーリーの無理やり感もありますがしっかりヒューマンドラマもあるし、ちょっと気だるい日にハッピーな気分になれる映画としては最適じゃないかなと思います。特になにが感動したとかそういうのはないのですが(笑)、「やー面白かったね」で終われる軽めの映画も良いですね。ちなみにドクター・ドリトル2と3もあるのですが、何やら2以降はかなり雲行きが怪しいようでして、それはそれでまた観てみたいと思います。

それにしてもロドニー役のモルモット君はかなり良い演技でした。最後にワニの卵が孵るのをみんなで見守るシーンがあるのですが、あんなにしっかり止まっていられるモルモットは初めてみました。モルモット会のアカデミー賞俳優ですね。
今回は思いがけず隠れモルモット映画に出会ったわけですが、もしかすると意外にももっとたくさんのモルモット出演映画があるかもしれません。これからもアニマル映画チェックしていきます!

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