こんにちは。オスのモルモット2匹と暮らすyamagummoです。
日本のサイトでよく紹介されているモルモットの品種は定番の6種ほどですが、実はモルモットはもっとたくさんの品種がいるのです！日本よりもモルモットがメジャーな海外ではモルモットの愛好家も多く、珍しくて美しいモルモットを決めるコンテストも開催されています。そのため市場に出回っている品種も多く、日本では見たこともないような姿のモルモットたちがいます。
今回はそんな珍しい品種を含めて総勢17種のモルモットをご紹介します！
あなたのお気に入りは？モルモットの品種17種
イングリッシュ モルモット
ショートモルモットとも呼ばれるもっともポピュラーな品種でモルモット最古の品種とも言われています。密度の濃い毛と丸みを帯びた形が特徴です。社交的で穏やかな性格で、長毛種に比べお世話も簡単なことから子供でも大人でも飼いやすいモルモットです。多く出回っている品種のため、他の品種に比べると価格は高くありません。
色も単色やミックスと様々なバリエーションがあり、猫の毛のような柔らかい毛質は撫でるとツヤっとしていて気持ちいいです。
価格：6,000円前後
飼育：初心者向け
クレステッド モルモット
クレステッドはつむじが頭に一つあるのが特徴で、おでこの毛が眉毛のように見える不思議な形をしています。丸みのある体と柔らかい毛質をしています。臆病で警戒心が強いと言われています。クレステッドにもアメリカンとイングリッシュの分類があり、アメリカンクレステッドはつむじと体の毛の色が異なっていて、冠毛（眉毛のようなつむじの毛）は白色が一般的です。イングリッシュクレステッドは冠毛が体の色と同じです。
価格：8,000円前後
飼育：初心者向け
リッジバック モルモット
「Ridge」には尾根とか背骨のような意味があるのですが、その名の通り背骨に沿って峰のように毛が流れていて、その毛並みはまるで山脈のようです。アメリカが起源のとても珍しい品種です。短毛種のためお世話はそこまで大変ではないと思いますが、日本ではあまり出回っていない品種のため日本で飼育するのは難しいかもしれません。
価格：不明
飼育：日本では手に入らない可能性が高い
シェルティ モルモット
美しく長い毛が頭以外の体を覆っているのが特徴です。1973年に種が確認されており、落ち着いた従順な性格をしていると言われています。体毛が床についてしまうことや長いお尻の毛に排泄物が付着してしまうことから、シェルティはこまめなブラッシングと適度な毛のカットが必要となります。とても美しいですがお世話が大変なことから初心者には向かない品種です。
価格：10,000円前後
飼育：上級者向け
ペルビアン モルモット
シェルティに似ていますが頭とお尻につむじがあります。頭の毛がピョンと前に垂れているのが特徴です。直毛タイプと巻き毛タイプがあり、1886年のパリで見つかった品種です。シェルティと同様に毛のお手入れがかなり大変なため、初心者には向かない品種です。
価格：10,000円前後
飼育：上級者向け
コロネット モルモット
コロネットもシェルティに似ていて、頭につむじが一つあるのが特徴です。ペルビアンの頭の毛は前にピョンと伸びてくるのに対し、コロネットのつむじから生えた毛はサイドに流れるように伸びていきます。1970年のイギリスが起源とされ、1998に品種が認定されました。長毛種のためブラッシングなど日々のお世話が大変です。
価格：15,000円前後
飼育：上級者向け
シェバ モルモット
長い毛と多数のつむじが特徴です。つむじによって毛が押し上げられ、ピョンピョン撥ねているように見えます。オーストラリアが起源の品種です。シェバも日本では珍しい品種です。長毛種のためお世話は大変です。
価格：不明
飼育：上級者向け
テッセル（テクセル） モルモット
イギリスが起源の品種で、シェルティに似た長い毛を持っていますが毛が縮れているのが大きな特徴です。長い巻き毛はフサフサですが毛玉になりやすく、チモシーのかけらなどを巻き込んでしまうことが多々あるのでお手入れも大変です。
価格：15,000円前後
飼育：上級者向け
メリノ モルモット
写真は赤ちゃんなのでまだ毛が伸びておらず分かりづらいですが、長い縮れ毛をもち頭につむじがある品種です。イングリッシュメリノとも呼ばれます。珍しい品種ですが、ブリーダーさんから直接購入すれば日本でも飼育することができます。
価格：20,000円前後
飼育：上級者向け
アルパカ モルモット
ペルビアン モルモットが起源の珍しい品種です。後部に二つのつむじをもちペルビアンに似ていますが、毛は縮れ毛なのが特徴です。写真は生まれて間もないアルパカ モルモットの子なので、わかりづらいかもしれません、、。日本では非常に珍しい品種ですが、ブリーダーさんから直接購入すれば飼育することができます。
価格：数万円
飼育：上級者向け
ルンカルヤ モルモット
ルンカルヤ モルモットは無数のカールとウェーブでできた無造作な毛並みをもち、毛の中に隠れてはっきりとは見えませんが、お尻に二つつむじがあります。密集して分厚い下毛はかなり抜け落ちやすいです。ペルビアン モルモットから変異した品種です。日本ではほとんど見ない珍しい品種です。
価格：不明
飼育：上級者向け
アビシニアン
つむじが全身にある短毛種です。毛質は硬めで体毛が寝癖のようにあちこちに撥ねているのが特徴で、頭の毛がたてがみのようになっています。日本ではイングリッシュと並びメジャーな品種で、社交的で好奇心旺盛です。いたずら好きな性格とも言われています。
価格：7,000円前後
飼育：初心者向け
テディ
縮れ毛の短毛種で密度が濃い毛は均一に逆立って生えているため、ふわっとした見た目をしています。レックスと似ていますがいくつか違いがあります。テディはアメリカで見つかった品種でヒゲはややストレートです。体毛もレックスよりテディの方が柔らかいです。適度なブラッシングは必要ですが、長毛種ほどお世話は難しくありません。
価格：17,000円前後
飼育：初心者でも難しくはない
レックス モルモット
テディと同じ縮れ毛の短毛種ですが、レックスはイギリスで見つかった品種です。ヒゲは縮れてカールしていて、体毛はテディよりも硬めです。適度なブラッシングは必要ですが、長毛種ほどお世話は難しくありません。
価格：不明
飼育：初心者でも難しくはない
スイス モルモット
短くて縮れた毛で覆われた体をした品種です。毛は少し波打っているようにみえる場合があります。ヒゲは縮れてカールしています。日本では珍しい品種です。
価格：不明
飼育：品種の情報が少ないがある程度の知識があれば難しくはない
ボールドウィン モルモット
生まれた時は毛が生えていますが2ヶ月ほどで抜け落ちてしまうため、体は鼻と足を除き毛がありません。肌は毛色と同じ色をしています。ブラッシングは必要ないですが、肌の手入れや温度管理などが大変なため初心者には向かない品種です。
価格：30,000円前後
飼育：上級者向け
スキニー モルモット
1982年にカナダで見つかった品種で、遺伝子の変異により体毛が無い個体が生まれました。ボールドウィン モルモットと違い完全に毛がありません。肌は毛色と同じ色をしています。ブラッシングは必要ないですが、肌の手入れや温度管理などが大変なため初心者には向かない品種です。
価格：30,000円前後
飼育：上級者向け
以外に多いモルモットの品種
いかがでしたでしょうか。普段動物園などで触れ合えるのはメジャーな数種類だけですが、モルモットの品種は以外にもたくさんあります。珍しい品種になると普段見慣れているモルモットとはかなりかけ離れた姿をしているため、まるで違う生物のように思えてしまいます。日本では流通していない品種も多く、珍しいものはなかなか手に入りづらいため、どうしても飼いたいという方はエキゾチックアニマルを専門に扱っているショップに行くか、ブリーダーさんを探して直接相談してみることをお勧めします。
種の起源や生まれた土地、見た目などから細かく分類されている彼らですが、写真を見てもわかるように中にはほとんど同じような姿をしている品種もいます。特にモルモットがメジャーではない日本では、テディやレックス、ボールドウィンやスキニーなど見分けがつきにくいものを一緒にしてしまっていることも少なくありません。また、繁殖されているうちに違う品種で交わり、それぞれの特性を持って生まれてくる子もいます。ペットショップでイングリッシュとして販売されていたのに成長したら長毛種だった、なんてことも結構よく聞く話です。実際に我が家のクレステッドも体の一部の毛がどんどん伸びて来ていたりします。品種で選んでも実際に飼ってみないとわからないこともあります。
モルモットの品種の選び方や飼い方についてはまた別の記事で詳しく書きますので、是非読んで見てください！
