モルモットの知識

モルモットの鳴き声の意味【威嚇?病気?甘えている?】

モルモットを一躍有名にしたパペットアニメ「PUI PUI モルカー」をご覧になった方はご存知かと思いますが、モルモットはプイプイと可愛い声で鳴くのです。
動物園の印象から静かなイメージの強いモルモットですが、鳴き声は仲間同士のコミュニケーションの一つでもあり、鳴き声で喜怒哀楽を表現することもあります。

鳴き声のバリュエーションも豊かで、静かな独り言のようなものから緊急地震速報のアラートのようなうるさいものまで様々です。モルモットの鳴き声の意味を覚えれば、一緒に暮らすモルモットの気持ちがわかってくるはずです。

モルモットの鳴き声はうるさいの?

モルモットの声がうるさくてアパートでは飼えない?

実際にモルモットを飼ってみた感想としては、鳴き声がうるさいということはほとんどありません。
というのもモルモットは一日のうち鳴かない時間の方が圧倒的に長く、鳴いたとしてもそこまで大きい声はほとんど出しません。

モルモットが鳴くのは何かを要求している時が多く、我が家で唯一騒がしくなるのが野菜をあげる時です。毎日夜7時が野菜タイムなのですが、準備している間はずっとプイプイ言いながら走り回っています。準備に時間がかかったり帰りの時間が遅くなってしまった時は普段よりも音量が大きくなります(笑)

我が家のアビシニアンのとんかつは自己主張がとても強いので、お腹が空いて我慢できなくなると緊急地震速報のアラートのような鳴き声を発します。これはさすがにうるさいですが、野菜さえあげればピタッと落ち着きますしずっと鳴き続けるというようなことはありません。

ストレスのない環境を作り要求さえ叶えてあげれば、モルモットの声がうるさくて生活できないということはありません。状況にもよりますがアパートやマンションでも特に問題はないかと思います。
ただし、ケージの中や部屋の中を走り回ったりすることがあるので、そういった音への対策は必要になるかもしれません。

鳴き声に個体差あり

個体によってもよく鳴く子、あまり鳴かない子の差があります。好奇心旺盛で気が強いタイプの子は大きな声を出すことも多く、反対に臆病でおとなしいタイプの子はあまり鳴かないことが多いです。

我が家の二匹も対照的で、一匹は大きな声を出すことが多く、もう一匹は多少は鳴くにせよ大きな声を出すことはほとんどありません。

モルモットの鳴き声の意味は?

モルモットは鳴き声の意味がわかると、彼らがどんな気持ちで何を欲しているのかがわかるようになります。多頭飼いをしている場合は、モルモットたちの関係性や相性がわかり便利です。

代表的な鳴き声と意味をまとめてみました。

プイプイ

「PUI PUI モルカー」のタイトルのように、モルモットの代表的な鳴き声といえば「プイプイ」です。
プイプイと鳴く時は何かを要求していることが多く、我が家では野菜を待っている間はずっとプイプイ鳴いています。

強く要求する時は「プーイプーイ」と伸ばして大きな声を出します。モルモットの鳴き声の中で一番大きい声を出すのはこの要求の鳴き声です。緊急地震速報のアラートのような甲高い音を発することもあるため、初めて聞いた時は驚いてしまうかもしれません。
ただ長時間鳴き続けることはなく、近づいて撫でたり欲しがっているものをあげればすぐに鳴き止みます。

クックックックッ

モルモットが歩きながらクックックックッと鳴いている時はご機嫌な時で、嬉しい、楽しいと感じています。
部屋んぽをしながらクックックックッと鳴いているのをよく見ます。

我が家ではケージ掃除中の物が散乱している時が二匹にとって最高の遊び場のようです。屋根付きの寝床をくぐったりタオルの山を登ったり冒険して楽しのか、クックッと言いながら走り回ってます。

ギュイギュイ(キュイキュイ)

何か不満がある時や、撫でて欲しい時にケージから顔を出してギュイギュイと小さな声で鳴いていることがあります。飼い主に何か伝えたいことがあるのかもしれません。

ゴロゴロゴロ

モルモットが猫が喉を鳴らすような音を出す時は、リラックスして気持ちいいと感じています。
我が家の二匹も撫でるとゴロゴロ言って寝そべって気持ち良さそうにしています。

グルルルル

ゴロゴロと喉を鳴らす音に似ています。気持ち良かったり、興奮している時や求愛している時に発する声です。

この鳴き声は求愛の鳴き声でもあるのですが、オス同士でこのように鳴いていたら威嚇している時もあります。
鼻を突き合わせて鳴いている時もあれば、お尻の匂いを嗅ぎながらだったり、グルルル言いながらお尻を振っている時もあります。どちらかが退けば喧嘩になりませんが、そのまま取っ組み合いにならないように注意が必要です。

我が家の二匹も頻繁に威嚇しあってます。だいたい威嚇された方が逃げるので喧嘩にはなっていませんが、興奮状態の時はなるべく近づけないようにした方がいいかもしれません。

キーキー

嫌なことや怖いことがあった時に甲高い声でキーッと叫びます。
我が家では抱っこが嫌いなとんかつが捕まった時に「やめろー!」と言わんばかりに叫んでいます。ちょっと大げさに鳴いている時もあります(笑)

基本的には怖い時に鳴くので、キーキー鳴かないようにしてあげるのが一番です。

キュイーキュイー

キーッと鳴くのと同じように、嫌なことや怖いことでストレスを感じているときの鳴き方です。
叫ぶというよりは悲しげに小さな声で鳴いていることが多く、爪切りをされている時はキュイキュイ鳴いています。

キャッ

怖い時や驚いた時に小さな声でキャッと言ってジャンプします。撫でられて気持ちよくなって興奮した時もキャッとジャンプしています。

とんかつが子供だった頃病院に行き、獣医さんが耳の中を掃除しようとした時に初めて聞きました。耳の中を触られてびっくりしたのだと思います。

クルルル

大きな音に驚いた時や何か不満があった時に、ぶつくさ文句をいうように小さく「クルルル」と鳴きます。これはモルモットの本能によるもので、特に音に驚いた時にこのように鳴きます。

神経質なモルモットに多く、臆病な子は割と頻繁にこの鳴き方をします。

まとめ:モルモットは色々な鳴き方をします

モルモットは大人しいイメージですが、意外にたくさんおしゃべりします。
鳴き声によってコミュニケーションをとり、そして鳴く以外にも様々な仕草で感情を表してくれるのです。


モルモットに触れ合う時は、そんな彼らの鳴き声や仕草にも耳を傾けてみてください。

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