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モルモットは意外に賢い?【モルモットが出来る5つのこと】

ぱっちりした黒目と少し伸びた鼻の下、プリッとした唇が特徴のモルモット。とても可愛い彼らなのですが、真顔になると少しおマヌケな表情に見えてしまう時があります。

そんなところもチャームポイントの一つですが、その表情ゆえかモルモットはあまり賢くないというイメージを持たれがちです。実際にモルモットはしつけが難しいと言われていて、特にトイレを覚えることは苦手です。犬や猫のようにコミュニケーションを取ることもできません。

しかし実際に彼らと暮らしてみて、モルモットは意外にも賢い動物だということがわかりました。今日はモルモットが賢いと感じるポイントを5つ紹介します。

モルモットは意外に賢い?【モルモットが出来る5つのこと】

①記憶力がいい

モルモットは記憶力がいいです。

モルモットは特に食や住処など生活に直接関わることへの記憶力がかなりいいです。特に食については、袋の音や冷蔵庫を開ける音、キッチンの場所などを覚えていて、飼い主が袋をガサガサしたりキッチンで食事の準備をしようとすると「ご飯をくれ!」と大きな声で鳴き始めます。

海外で行われたモルモットが色を認識できるかのテストでは、4色の色のついた器を用意し毎回決まった色の器の中に餌を入れたところ、モルモットは餌が入った色の器を選ぶようになったとのことです。このテストでは、モルモットが色を認識しているということだけではなく、モルモットが餌の入った器を覚えているということが分かります。

また、自然界のモルモットは天敵から身を隠す為に自分が隠れられるシェルターの位置を把握しています。それゆえ何か起こった時にすぐに逃げることができます。飼っているモルモットが驚いた時に、目にも止まらぬ速さで自分のシェルターへ逃げるのを見たことはないでしょうか。彼らもまた自分のテリトリーの物の位置関係をしっかりと記憶しています。

また、モルモットは画像処理能力が人間よりもはるかに優れているため、素早く動いても視界がブレることがありません。

なんだかとぼけた顔をしているモルモットですが、実はしっかり者の一面もあるようです。

②時間の感覚がわかる

モルモット以外の動物もそうですが、動物にとって決まったルーティンの生活は大切です。モルモットたちが安心して生活できることができますし、お世話する方もやる事が決まっていてスケジュールが立てやすいです。

室内飼いのモルモットが朝と夜の違いをわかっているのか、明確に時間の感覚があるかどうかは分かりませんが、少なくとも自分たちの生活のルーティンに合わせた時間の感覚はあるように思います。

我が家では一日二回昼間と夜におやつタイムがあり野菜をあげていますが、おやつの時間になるとモルモット達がそわそわし始めます。飼い主が時間に遅れるとプイプイと催促し始めます。
朝も同じで、平日は毎朝7時に起きて乳酸菌タブレットをあげているのですが、休日はゆっくり起きようと7時を過ぎてもベッドにいると必ず二匹でベッドの下前まで催促しに来ます(笑)。無視して寝ているとプイプイ鳴き止まないので、仕方なく一度起きてタブレットを与えているのですが正直もう少しゆっくり寝かせてほしいところです、、。
毎回大体同じ時間に起こされるので、モルモットにも時間の感覚があるのだと思います。

③人を認識できる

モルモットは人のことを理解していますし、人によって態度を変えることもあります。毎日接している飼い主には慣れていても、初めて家にくる人には少し警戒しているようです。感情表現も豊かなので、モルモットの反応をみることで自分がどう思われているのかもわかります。

同じ家族でも、お世話をよくする人としない人で態度が違うこともあります。やはり自分によく関わる人には心を開きやすいですが、モルモットが嫌がるお世話(爪切りやブラッシング)もしなければ鳴らないため、警戒されやすいこともあります。自分は一生懸命お世話をしているのに、たまにおやつをあげるだけの家族が好かれてショック!なんて話も聞いたことがあります。

ちなみにモルモットは、やられて嫌だったこと、痛かったことはとてもしっかり覚えています。同じことを繰り返さないように警戒しますし、暴れて逃げようともします。

④グルメ

モルモットはグルメです。食べ物へのこだわりが強く、気に入らない餌やおやつは食べないことがよくあります。
チモシーやペレットの好き嫌いをするのは日常茶飯事ですし、嫌いなものはとことん食べません。どんなこだわりがあるのかわかりませんが、昨日まで食べていたおやつを突然食べなくなることもあります。困りますね、、。
野菜の鮮度にも敏感で、数日経った野菜はあからさまにイヤイヤ食べることがあります。そういうわがままなところも可愛いですが、余った野菜を食べる飼い主の気持ちも考えてほしいです。

⑤環境への適応力と仲間の意識

モルモットは環境への適応能力も高いです。
ストレスに敏感なところもありますが、新しい場所でも数日で慣れてくれます。例えば同じ部屋の中でケージの位置を変えたり彼らのテリトリーの配置を変えても、すぐに新しい環境に順応して生活を始めます。

群れで暮らす動物のため仲間同士のコミュニケーションも濃厚で、お互いを強く意識しているのもわかります。我が家の場合はオスの多頭飼いなので、お互いに張り合おうという意識が強いように感じます。相手が食べている物は自分も食べたいし取られたくないので、自分以外が飼い主に何かもらっているのを察知したら遠くからでも必ず走ってきますし、片方だけが撫でられていたら嫉妬して自分の体をすり寄せてきたりします。相手が弱っている時にわざと喧嘩を仕掛けることもありますし、自分がしたいことのために相手をだしぬくこともあります。

もちろん一緒にいたいときもあるようで、一緒に寝たり、仲間が急に鳴き出したら駆け寄ってきたりします。喧嘩することもありますが、常に仲間意識は強いように感じます。

まとめ:モルモットは意外に賢い

動物園だとぼーっとしているイメージの強いモルモットですが、実際に飼ってみると意外に賢いということがわかります。犬や猫に比べると知能レベルはそこまで高くないですが、ある程度のことは出来るし記憶力もいいです。記憶力を生かして芸を覚えさせることは比較的に簡単かもしれません。

ただ、飼育に関しては注意も必要で、賢いからなんでもできるわけではありません。部屋んぽの時に床に何か置いてあれば食べてしまうこともありますし、コードを噛んだり、狭いところに無理やり入り込んだりします。モルモットに物事の良い悪いをしつけとして教えることはやはり難しいです。

「モルモットは大きいハムスタ ー」なんて言われることもありますが、ハムスターに比べると出来ることがたくさんあるのではないでしょうか。もちろんおっちょこちょいなところもありちょっとおバカなところもあります。でも彼らはいたって大真面目なので、そんなところがモルモットの可愛いところです。

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