犬や猫に比べると愛情表現が少ないようにみられがちなモルモットですが、実は鳴き声や仕草でしっかりと感情表現をしてくれます。
特に嬉しい時にみられるので有名なのがポップコーンジャンプです。嬉しくてテンションが上がっている時に体をひねってジャンプする仕草のことをいうのですが、短い足で一生懸命ジャンプする姿がとても可愛いです。
ウサギみたいな跳躍力は無いのでちょっと間抜けに見えてしまうのですが、あの寸胴な体と小さな足で不器用に動く姿こそがモルモットの魅力とも言えます。
ポップコーンジャンプは大人よりも子供のモルモットの方が頻繁にみられると言われています。
飼っているモルモットが初めてポップコーンジャンプを見せてくれることはモル飼いの喜びの一つです。我が家ではとんかつが家にきて一週間程度した頃、大好物のりんごをあげた時によほど嬉しかったのか食べながら跳ねてました。まだあまり心を開いてくれていない時期だったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
モルモットは大人になるに連れて性格も動きも穏やかになっていくためポップコーンジャンプもあまりみられないらしいのですが、我が家の1歳のモルモット達は結構頻繁にジャンプしています。
とんかつは撫でられるのが好きなので、撫でられた時や興奮した時に連続ジャンプするのですが、体があまり浮かないのでもはやクッションの上を跳び転げてるように見えます。
周りに見境なしにバタバタするので小屋にぶつかったり体が心配になってしまいますが、当の本人はなんとも無いようです。ただ、近くにいるかもめはぶつかられるので迷惑そうです(笑)
かもめは掃除中の広くなったケージで1人でジャンプし始めたり、よくわからないタイミングでポップコーンジャンプしているので、何が嬉しいのかわからないことが多いです。一人で楽しんでるみたいです。(笑)
ポップコーンジャンプ以外にもある嬉しい時の仕草
①グルグル、ゴロゴロの鳴き声
モルモットの鳴き声の一種ですが、モルモットが気持ちいい時に猫のように喉をゴロゴロ鳴らすことがあります。
慣れているモルモットであれば、撫でている時にゴロゴロ言い出し、さらに気持ちいいボルテージが高まるとポップコーンジャンプするなんて流れになります。
好きなおやつをもらう時にグルグル鳴いていることもあります。
このグルグル、ゴロゴロの鳴き方はモルモット同士のコミュニケーションにも使えるのですが、嬉しい時の仕草だけでなく相手への威嚇としても使われます。
特にオス同士の場合、一見甘えているように見えるのですが威嚇していることが多いです。すぐに取っ組み合いの喧嘩に発展する可能性は低いですが、威嚇しているのに代わりは無いので注意が必要です。
②飼い主の手を舐める、甘噛みする
これはモルモットの愛情表現です。撫でている時や抱っこしている時に手を舐めてきたり甘噛みしてくれば、そのモルモットに相当信頼されているという証になります。懐かない動物とも言われるモルモットですが、意外に愛情表現をしてくれるものです。
ただしかもめの様に、手におやつがありそうだからという理由でペロペロ舐めてくる場合もあります。その時は愛情表現というよりも単純におやつが食べたいだけです(笑)
③飼い主の手の中や体の上で寝る
喜んでいるという表現とは少し違いますが、モルモットが飼い主に気を許し安心しているという意味では手の中や体の上で寝てくれるのも愛情表現の一つです。
ほとんどのモルモットは慣れてくるまでに少し時間がかかりますが、撫でているうちにウトウトしてくる姿はとても可愛らしいです。
潰してしまったり落下が怖くて自分では出来ないですが、飼い主とモルモットがベッドで一緒に寝ている動画なども見たことがあり、羨ましいなと思います。
まとめ:ポップコーンジャンプとモルモットの嬉しい仕草
モルモットを飼い始めた時に一番見て見たいと思っていたのがポップコーンジャンプだったので、実際に初めて生のポップコーンジャンプを見られた時は結構感動しました!
子供の時は体重が軽く割と高く(とは言ってもそんなに高さは無いです)跳べるのでちょこまかとしていて可愛らしく、大人になるに連れて体が重く不器用な格好のジャンプになっていくのですがそれはそれで可愛いです。
一見何も考えてなさそうに見えるモルモットですが、嬉しいことだけではなく機嫌が悪い時にも態度や仕草でしっかり現してくれます。
機嫌が悪い時の仕草については「モルモットを飼うなら覚えておこう【モルモットが嫌な時の仕草】」を読んでみてください。
こちらの意思は伝わらないのでコミュニケーションができるかと言われると難しいですが、モルモットの意思を汲み取れる様になれば、モルモットはけっこう感情を出してくれる動物だと思います。
モルモットの色々な表情や仕草に目を向けて見ると面白い発見もあるので、よく観察しながら接してみるといいと思います。