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モルモットの病院費用【モルモットの治療代は高い】

今回はモルモットの病院費用についてです。
動物と暮らす上で避けては通れないのが怪我と病気です。どんなに元気なモルモットでも、些細なことがきっかけで体調が悪くなってしまったり、思わぬ怪我をしてしまう事があります。

さらにモルモットのような草食動物は、自分が弱っていることを悟られないように隠す習性があります。飼い主が気づいた時には手遅れだった、なんてことがないように、普段からモルモットの様子をチェックして、何か変わったことがあれば迷わず病院に行くことをおすすめします。

近所のエキゾチックアニマル病院をチェック

モルモットに限らず動物を飼う前の準備には、近所の病院を探しておくことも含まれます。いざ何かあったときに病院を探し始めては遅いので、事前に調べておく必要があります。

特にモルモットは普通の動物病院では診てもらえないことが多く、エキゾチックアニマル専門の動物病院に行かないといけません。普通の動物病院でも「モルモット可」とホームページに記載されているところもありますが、経験上おすすめしません。

私が行った数カ所の動物病院では、一応診察はできるけど詳しいことはわからないという獣医さんしか居らず、簡単な診察だけして詳しいことはエキゾチックアニマル専門に行ってねと帰されてしまうことがほとんどでした。
もちろん全ての病院がそういうわけではないと思いますが、初めからエキゾチックアニマル専門の病院に行った方が無難です。やはり専門の獣医さんはモルモットに詳しいので、気になることを質問したり悩みを相談することもできます。

ただし、エキゾチックアニマル専門の動物病院の数は普通の動物病院に比べ圧倒的に少ないです。家から遠い病院に通う場合は、モルモットの負担にならないように連れて行く必要があります。
モルモットの病院への連れて行き方については、モルモットとの外出 病院や預け先に行く方法は?を読んでみてください。

モルモットの医療費はどれくらいかかるのか

エキゾチックアニマル専門の病院は、基本的に普通の動物病院よりも診察料がお高めです。私が最初にとんかつを連れて行った動物病院が初診料1,200円だったのに対し、今通っているエキゾチックアニマルの動物病院は初診料3,000円でした。
料金だけを比べるとエキゾチックアニマルの病院は高い気がしますが、診察内容や先生のモルモットの扱い方を考えるとエキゾチックアニマル専門の獣医さんに診てもらった方が安心です。

では、ちょうど1歳になった我が家のモルモットたちが、それぞれ1年間でどのくらい医療費がかかったのか計算してみます。

医療費:とんかつの場合

計 25,000円(保険適応により実際の支払額は12,500円)

生後3ヶ月の時に迎え入れたとんかつは何かと病院通いが多いモルモットです。
とんかつは我が家に来て2週間で病院に行くことになってしまいました。原因はペットショップからもらって来たハジラミが孵化して、ハジラミ症を発症してしまったからです。モルモットのハジラミ症については、モルモットにシラミがついてしまったらどうやって駆除するの?ハジラミの原因、対策は?をご覧ください。

ハジラミ症の治療で2回通院したほか、生後半年ほどで顔の右半分に麻痺があることが判明し病院に行きました。幸いすぐに何かあるような病気ではなかったのですが、先天的な麻痺のため右目を閉じることができません。目が閉じられない故に眼の角膜が傷ついてしまっていたため、その治療と定期観察で通院もしています。なので定期的に病院に通う生活を送っています。多いときは2週間に1度だったのですが、今は落ち着いて数ヶ月に1回のペースになってきました。

ただ、レントゲンをとったりする大掛かりな治療が無いせいか、病院に行った回数は多いもののそこまで多額な治療費はかかっていません。また、とんかつはアニコムのペット保険に加入しているので治療費は毎回半額です。毎月の保険料はかかってしまいますが、思いの外病院に行くことが多かったので毎回半額で済むのは助かります。

例外もあるかと思いますが、ペット保険は絶対に入っておくことをお勧めします。特にアニコムの保険は購入時に加入しないと後から加入することができないので、モルモットをお迎えする際は保険についても考えておく必要があります。
ちなみにかもめはペット保険加入していません。それについても後で詳しく記載します。

医療費:かもめの場合

計 14,600円

かもめは生後6ヶ月の頃に里親として迎え入れたので、実際には一緒に暮らし始めて半年程度になります。この6ヶ月の間に病院に行ったのは、前にかもめを保護してくださった方の分を含め3回です。トータルの医療費はかもめよりもとんかつの方が1万円以上高いのですが、とんかつは保険に加入しているのでかもめの方が実際の支払額は多いです。

内容としては、健康診断が2回、うんちが出なくなってしまって行ったのが1回です。健康診断自体は2、3千円程度で済んだのですが、うんちが出なかった時に、念のために撮ったレントゲンが1万円近くかかってしまいました。(高い、、、)
結果は何事もなくもらった薬を飲んですぐに元気なうんちを排泄していたのでよかったのですが、レントゲン代の高さに驚きました。これがもっと大掛かりな手術になると何万、何十万円とかかってしまう可能性もあるので、改めてペットを買うことの心構えが必要だと思いました。

初心者でも飼いやすいモルモットですが、怪我や病気をしてしまった時に、飼い主の都合で十分な治療を受けさせてあげられないということが無いように、自分の生活とモルモットの生活をどちらも尊重していける余裕があるかどうかしっかりと見極めないといけません。

モルモットの保険

次はモルモットの保険についての話です。
我が家ではとんかつは、アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保 はっぴぃ」に加入しています。「どうぶつ健保 はっぴぃ」はペット保険を多数販売しているアニコムの小動物専用の保険です。

ただしこの保険は店頭で小動物を購入時のみ加入でき、それ以降は加入することができません。そのため我が家では、ペットショップから迎え入れたとんかつのみ保険に入っていて、保護モルモットのかもめは保険に入っていないです。

アニコムペット保険「どうぶつ健保 はっぴぃ」

とんかつが加入しているのは「はっぴぃ50%プラン」です。月々の支払は1,370円で、毎回の診察代の50%を免除してもらえます。
保険の詳しい内容や限度額についてはアニコム損保のページからPDFの資料をご確認ください。

加入時の年齢制限はありますが、契約を更新すれば終身まで入れる医療保険です。月々の保険料はかかってしまいますが、ペットショップからモルモットをお迎えを考えている場合は、もしもの時のために加入することをお勧めします。診察台の70%を免除してもらえる「はっぴぃ70%プラン」もあるのですが、個人的には50%で十分かと思います。

それ以外の保険

かもめはなぜ保険に入っていないのかというと、いい保険が無いからです。そもそもモルモットの保険はアニコムを除いてほとんどありません。厳密には検索すれば他社の保険も出てくるのですが、しっかりした情報がなく、また病院によって使える保険も決まっているため少し信用にかける部分があります。
SBIプリズム少額短期保険株式会社のプリズムコールでもモルモット用の保険があるのですが、アニコムの保険と同じような内容で月々の保険料は倍以上かかってしまいます。

幸いかもめは健康体で健康診断でも異常が見られないため、今のところは保険に入らずに過ごしています。ただし、年齢を重ねるにつれ体に不調が起きてしまう可能性はあります。プリズムコールの保険加入制限年齢は3歳なので、もし今度何かあるようであれば保険加入も考えています。

まとめ:モルモットの病院費用はいくらかかるのか

我が家の1歳のモルモットたちの1年間の医療費の平均は20,000円程度でした。ただしとんかつの先天的な麻痺はイレギュラーなため、モルモットの平均としてはかもめの15,000円くらいが妥当かなと思います。

大掛かりな治療でなければもっと安くすみますし、健康体で数ヶ月に1度の健診だけであれば医療費はほとんどかかりません。モルモットの調子が悪い時も、様子をみて適切な処置を行ってあげれば、自宅で改善することもありますし、毎日のお世話で防ぐことができる病気や怪我もあります。

ただ、飼い主の思いもしないところでモルモットが体調を崩してしまうこともあるので、そんな時のために準備をしておくことも必要です。モルモットを飼う前には、近所の病院やペット保険のこともしっかりと調べておくことをおすすめします。

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