今回はモルモットの爪切りの方法についてです。モルモットは自分で爪研ぎすることができないので、飼い主が定期的にカットしてあげる必要があります。
この爪切りですが、嫌がって暴れてしまう子や、爪の色で切る場所がわからない子など、慣れるまでは中々に難易度が高いです。
自分でできた方が便利ですが、不安な方は動物病院やペットショップで切ってもらう選択肢もあります。
モルモットの爪
モルモットは前足の指が4本、後ろ足が3本あります。爪は大体数ミリ程度の長さで、色は足の毛の色と同じ色をしていて、後ろ足の爪の方が長くしっかりしています。
モルモットは爪の中にも血管があるため、切りすぎると出血してしまう危険があります。血管は爪を光にかざすと濃くなって見えるので、その濃くなっている部分を避けて、先端だけをカットします。爪が黒いタイプの子は、爪が血管の色と同化して非常にわかりづらいです。日光や卓上ライトなどの光に当てて透かして確認しましょう。
爪をきるタイミング
写真の爪の長さはカットが必要です。
特に前足のいちばん外側の指は、指が横に倒れやすく爪が内側に伸びてしまいがちです。爪の状態にもよりますが、数週間に一度はカットした方がいいでしょう。
爪が伸びた状態で放置してしまうと、足をひっかけて怪我をしてしまったり、自分の体を掻いた時に皮膚を傷つけてしまう危険があります。そんなに伸びていなくても爪が割れていて引っ掻いてしまう可能性もあるので、毎日の健康チェックの時に爪の状態も確認するようにしましょう。
爪を切る前に
モルモットの爪を切る際は、お尻に片手を添え前足の下にもう片方の手をいれて抱っこする形になります。
一人で切る際は膝の上にモルモットのお尻を置いて、お腹を支えて持ちあげますが、お腹を出して座るこの体勢はモルモットが嫌いな体勢です。初めてこの体勢で抱っこされた子は怖がって固まってしまうか、暴れてしまうかもしれません。
いきなり爪切りを始める前に、まずはこの体勢で過ごす練習をしましょう。普段の抱っこの時にこの体勢で何もせずにじっとします。最初は嫌がるモルモットですが、何も怖いことが起こらないとわかると段々と慣れてきます。
爪の切り方
爪を光に透かし、血管のないところを少しずつカットしていきます。爪に対して直角に切るのではなく、写真のように斜めにカットします。ただし初めのうちは斜めに切るのは非常に難しいです。直角に切ってもある程度は問題はないので、斜めに切ることは慣れるまでそこまで意識しないで大丈夫です。
一人で切るのが難しければ、二人掛かりで切った方が安心です。
一人が抱っこして足をおさえて、もう一人がカットしていきます。モルモットが暴れてしまう場合は、野菜などで注意を引きつけているうちに切ってしまいます。
切りすぎて血が出てしまったら?
血管の部分を切ってしまうと出血してしまいます。少し切ったくらいではそこまで問題ではないので、ティッシュなどでおさえて止血してあげましょう。血がたくさん出ている場合は、動物病院に行って治療してもらうか、家に止血どめを置いておいて対処することもできます。
爪をカットする際は血管を切らないように少しずつ慎重に切っていきましょう。
自分でやる以外の方法
自分でカットできた方が便利ではありますが、どうしても難しい場合は動物病院やペットショップでも爪切りをしてくれます。
病院で検診のついでにお願いしたり、ペットショップなら料金も500円程度でやってくれるので、一ヶ月に一度切ってもらうのもいいと思います。
まとめ:爪切りはどうやってやればいい?
爪切りが苦手な子はたくさんいます。我が家のモルモットたちも機嫌がよくない時は盛大に暴れるので、2人係でやることもあります。
私も初めのうちはどこまできればいいのか、指を持っても痛くないのか心配になってしまいワタワタとしてしまいました。とんかつは後ろ足の爪が黒なので今でも切る時は緊張します。
どんなお世話も時間がかかればかかるほどモルモットへの負担も大きくなります。もしうまくいかないようであれば、1回で全部の爪を切ろうとせず翌日や別の日に切ることもできます。
人間もモルモットも慣れるまでは時間がかかるものなので、うまくいかなくても諦めずに練習していけば慣れて早くできるようになります。私もまだまだ練習中ですが、日々工夫して挑戦しています。