モルモット日記

モルモット映画「スパイアニマル・Gフォース」をモル飼いが観てみました

モルモットが主役のスパイ映画をついに観てみました!モルモット好きがみるとなんだか腑に落ちない部分が多いと噂の映画ですが、その真相やいかに!

映画についてまず驚いたのが製作がディズニーってことです。モルモットが主役のCGアニメと聞いて、ちょっと安っぽい子供向けの商業映画かなと思ってたのですが、意外に映画自体はすごくしっかりしてました。ストーリーは可もなく不可もなくという感じですが、ディズニーが製作しているだけあってCGアニメーションのクオリティはかなり高いです。

ストーリー

世界征服を企む悪の億万長者の野望を阻止するため、高度の知能を持った動物の捜査官たちが活躍するアドベンチャー。製作にジェリー・ブラッカイマー。邪悪な億万長者レナード・セイバーは、全米のあらゆる家族を対象に、殺人マシーンによる破壊計画を立てていた。高度な機密訓練を受けたモルモット集団「Gフォース」は、人類の危機を救うべく、セイバーとの戦いに挑む。

詳しく観たい方は予告編がYouTubeにあがっているのでぜひそれをみてください。

モル飼いが観た感想は⁉︎

モル飼いの視点でよかったところ、なんか違うなあと違和感を抱いたところをあげてみます。

これは良かった!!

これぞモルモットの四足歩行!

主人公のモルモット達ですが、スパイアクションをするうえで手が使えないのは都合が悪いのか基本的にはみんな二足歩行です。
ですが、たまーに、特に急いでる時にする四足歩行がめちゃくちゃモルモット!あの短い足でテテテテ走る可愛い姿が見られます。音と体のフォルムがたまらなく愛おしいです。

ペレット食べてる!

映画の序盤、悪者セイバーの屋敷でGフォースの仲間ブラスターがフアレスを口説くシーンで咥えているタバコのようなもの。よくみるとタバコじゃなくてペレット咥えてるのです。あれはモル飼いじゃないと気づかないシーンですね。ちょっとテンション上がりました!

抱かれた姿に萌え

ある出来事をきっかけにペットショップGフォースの仲間達がペットショップのケージに閉じ込められてしまいます。そこでペットショップに来たお客さんが彼らを抱っこするシーンがあるのですが、その抱かれ方がなんかリアルで萌えです。動物達以外は実写なのでもしかしたら本物のモルモットで撮影したのかもしれませんが、抱き上げられた時のお尻のボヨンとした落ち方や体の描き方が本物のモルモットみたいでした。

これはなんか違うなあ、、

品種がわからない、、

主人公ダーウィンは一目でわかるクレステッド、トラブルメーカーな相棒ハーレーは多分アビシニアン、あとの2匹は、、?
せっかくモルモットなのに、なんかちょっとわかりづらいキャラクターデザインです。テディや長毛種など個性的な品種がいるのだから、もう少し個性を持たせてもよかったのでは?という感想です。

モルモットだけどモルモットじゃない

見た目はモルモットですが、彼らには全然モルモットらしさはありません。
世界を守るために戦うGフォースの勇敢な姿に心打たれますが、まって、モルモットって臆病で警戒心の強い動物じゃなかったっけ?そもそもご飯食べておやつたべてお腹いっぱいになったら寝てるようなのんびりした彼らが、休む間もなくせかせか動き回るのにちょっと違和感を感じます。遺伝子操作されてないのにずっと二足歩行だし、、。

映画だからといってしまえばそれまでですが、モルモットらしさやモルモットのいいところは正直あんまりありません。猫やネズミでもよかったのでは?と思ってしまいます。問題のモルモットが回し車で走るシーンも含め、モルモットと言うよりは大きいネズミとして認識されているのかなという印象です。

なかなかやばい動物虐待シーン

物語の中盤でペットショップに閉じ込められてしまったGフォースの仲間たち。
そのペットショップに訪れる家族がヤバいです。2人の兄妹がモルモットを買いたいとせがみ、ブラスターとフアレスを連れて帰ります。その前にお兄ちゃんの方が、ハーレーを連れて帰りたいと言い抱っこするのですが、店員が見ていないすきにハーレーをラクロスのスティックにのせ蛇のいるケージにぶん投げるのです!え、、なぜ投げた、、?少年のヤバさを伝えるシーンでしょうが、突然投げられたモルモットに固まる私。しかしこれは序の口でした。

この兄妹はトイストーリーのシドみたいなキャラクターだと考えてもらうとわかりやすいです。ペットショップから帰った兄妹。兄はブラスターをラジコンに乗せて部屋の中をブンブン走らせ、妹はお人形遊びのようにフアレスにマニキュアや口紅を塗りたくります。ブラスターもフアレスもプロのスパイですから兄妹に一泡吹かせて逃げ出すことに成功するのですが、なかなかしっかりした動物虐待のシーンが盛り込まれていて驚きました。

動物にこんなことしちゃいけないよ、という子供達への啓発もかねていると思うのでこのシーンが良い悪いかは置いておいて、モル飼いとしてはちょっとショッキングなシーンでしたね。

まとめ:スパイアニマル・Gフォースの総評は?

さてさて総評は、、5点満点中2.5点かな。

映画としては悪くないです。物語の起伏があまりないのでテンポが一定に感じてしまいますが、子供が見る分には面白いと思います。アクションも力入っているしスパイ作戦のシーンもハラハラして見応えがあるし、モルモットと人間達のカーチェイスもド派手にやってるので見入ってしまいます。アマプラには吹き替え版しか売っていなかったのですが、主人公の声を担当するガレッジセールのゴリがなかなか上手です!吹き替えでもちゃんと楽しめます。

ただ、モル飼いとしてみるとやはり「うーん」な点が多かったですね。せっかくモルモットなのに、キャラクターにモルモットらしさがあまり感じられませんでした。
例えばモルモットって齧歯類なので「齧る」っていうのも特徴のひとつだと思うのですが、そういう特性が全く出てきません。スパイ作戦とアクションに力を入れすぎてしまったせいか、さっきも書きましたが、これなら別の動物でも良かったじゃんという結果に。
モルカーのオマージュで知ったGフォースでしたが、全体的にみるとモルカーのスパイ大作戦のほうが面白かったかな。

そんなところで評価としては低めになってしまいましたが、見た目はしっかりモルモットなので、モルモットが動いたり喋ったりしてるのは可愛いかったです。どうしても見なきゃいけないわけではないですが、CGアニメーションもアクションシーンもかなりちゃんと作られているので暇つぶしに観ても損はない映画です。字幕版の声優はニコラス・ケイジやペネロペ・クルスとかなり豪華ですしね!

というわけでモル飼いがみる「スパイアニマル・Gフォース」についてでした。モルモットを飼い始めていなければ絶対に見ることのなかった映画なので見られてよかった気もします。
他にもモルモット映画ってあるのだろうか、、?と思い調べて見たら、なんとなく嫌な想像ができるホラー映画と、あとミニオンを製作したスタジとユニバーサルがタッグを組んだ映画「ペット」にもモルモットのキャラクターが出てるみたいですね。ホラー映画は動物のモルモットとは関係なさそうなので置いておいて、「ペット」は今度見て見たいと思います!

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