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モルモットのお世話【餌やり、爪切り、体重測定の方法は?】

こんにちは。オスのモルモット二匹と暮らすyamagummoです。今日はモルモットのお世話について。
ケージの掃除と餌の入れ替えは毎日する必要がありますが、モルモットのお世話はそこまで大変なことはありません。以前ザリガニやメダカを飼っていたことがありますが、掃除だけで言ったら水辺の生き物の方が大変だった気がします。

犬と違い散歩に行く必要もありませんが、モルモットの運動のために室内を散歩させる時間は必要です。ストレス発散のためにも毎日30分程度、室内を自由に歩かせる時間を取ってあげましょう。部屋んぽの前にはモルモットが齧りそうなものはしまい、ソファーの下など入り込んでしまう可能性のある隙間は塞いでおきましょう。
モルモットが部屋んぽ中の間はなるべく目を離さない方がいいですが、警戒心が強いため驚かせない限りはどこかに逃げてしまう心配はありません。

掃除と餌やり以外に毎日行う必要があるのがモルモットの体調管理です。
モルモットは身体が弱っているのを隠してしまう性質があるので、飼い主が異変に気づいた時には重篤な状態になってしまうことも少なくありません。ぐったりしていないか、餌はしっかり食べているか、うんちやおしっこはいつもと変わりないか、毎日管理しておきましょう。
特に排泄物は、ちょっとした環境の変化やストレスで軟便になったり便秘になってしまうことがあるので、うんちとおしっこの状態と量は毎日必ずチェックします。

モルモットのお世話ってどんなことをするの?

①掃除

これはが二匹が暴れまわってぐちゃぐちゃになったケージの中です。

モルモットは排泄物の量が多い動物のため、毎日ケージの掃除が必要です。
我が家では一日二回朝と夜にケージの中を掃除します。一匹飼いだったりトイレを決まった場所にする子であれば、ケージの中もそんなに汚れないので一日一回の掃除で十分かと思います。汚れたペットシーツとタオルを取り替えて、チモシー、ペレット、水を交換します。

うんちを拾うのに抵抗がある方は、100円ショップで売っている小さな箒セットを使うといいかと思います。モルモットのうんちは臭いがなく、時間が経つと乾燥するので素手で拾うことも問題ないですが、出来立てホヤホヤの湿ったうんちを掴むのには私もまだ抵抗があります(笑)ケージの中はうんち以外にもチモシーのクズなどが散らばっているので、もしケージの中にカーペットやタオルを敷いているのであればコロコロは必須アイテムです。

一日に何度も掃除する必要はありませんが、住処がずっと汚れている状態だとモルモットの体にも問題がおきてしまいます。おしっこやうんちがそのままになっていると、それを踏んで汚れたお尻の毛が固まってしまったり、カビやダニの原因となり皮膚疾患をおこしてしまう可能性があります。

②餌やり

掃除のタイミングでペレットとチモシーを補充します。
ペレットは体重1kgに対して30g程度食べさせると良いということなので、朝と夜でそれぞれ15g程度を与えています。ただ、モルモットによってもペレットが好きな子、嫌いな子がいるので、30gしっかり食べなくてもそんなに気にする必要はありません。どちらかと言えばチモシーの方がモルモットに取って大事な主食なので、チモシーを食べない場合は何かしらの対策が必要です。

チモシーはモルモットがいつでも食べられるように常に置いておき、なくなりそうだったら補充します。ペレットを食べ過ぎてチモシーを食べないようであれば、チモシーをメインに食べるようにペレットの量を少なくしたり調整します。
とんかつとかもめは香りがいいのか袋から出したばかりのチモシーを好んで食べるので、家にいる時は無くなったら都度新しいチモシーを入れてあげるようにしています。

③おやつ

我が家では一日一回のおやつタイムがあります。

量はそんなに与えませんが、バランスがよくなるように何種類か用意しておきます。
極端に偏りがなければ、与える野菜は一種類で問題ないと思いますが、量は調節しなければなりません。レタスなどの繊維質の多いものやガスのたまりやすい野菜はたくさん量を与えるとお腹を壊してしまう可能性があります。
とんかつとかもめはどちらも1kg近い体重ですが、写真のお皿の量程度一日一回あげています。

モルモットは野菜に限らず、好きだったご飯やおやつを急に食べなくなってしまうことがあります。突然食べなくなってしまうときのことを考え、ある程度好みの幅を広げておくのもいいかもしれません。

ただし野菜のあげすぎは厳禁です。モルモットたちは野菜大好きなのでついたくさんあげたくなってしまいますが、あくまで主食はチモシーということを忘れないようにしましょう。野菜は栄養を補給するのには適していますが、腸内にガスが溜まって便秘や軟便の原因になってしまう可能性があるので注意が必要です。
果物にもビタミンは含まれていますが、果物は糖度が高く糖尿病になってしまうのでほんの少しあげるだけで十分です。

④爪切り

爪の伸び具合は個体差がありますが、伸びが遅い子であれば数ヶ月に一度、早く伸びる子であれば一ヶ月に一度爪を切ってあげます。目安としては、爪が地面に接する時に、まっすぐではなく横に寝るようについてしまっているときは爪切りの必要があります。爪を切る際は、間違えて血管を切らないように1,2mm整えるように少しずつカットします。
爪切りのやり方についてはモルモットの爪切りの仕方は?切りすぎてしまったらどうすればいい?を読んでみてください。

⑤ブラッシング

モルモットも毛がよく抜けます。長毛種でなければ毎日ブラッシングする必要はありませんが、爪切りをするタイミングでブラッシングもしてあげるといいでしょう。毛並みがよくなり、毛についたごみも取り除けるのでモルモットの体を綺麗な状態で保つことができます。
モルモットは自分で毛づくろいもしますが、猫と違い毛玉を吐き出すことができません。飲み込んだ毛玉が原因で病気になってしまうこともあるので、毛が抜け替わる時期にはしっかりブラッシングしてあげる必要があります。飲み込んだ毛玉の対策としては、チモシーをしっかり食べさせて腸内環境を良くしてあげます。

お風呂に入れるかどうか

SNSをみていると結構みなさんお風呂に入れているようですが、モルモットをお風呂に入れることは賛否両論様々な意見があります。お湯をかけられるのを嫌がる子もいるので無理に入れさせる必要はありません。乾燥が不十分なまま放置しておくと風邪をひいてしまうこともあるので、お風呂に入れるとしても数ヶ月に一度で十分です。
我が家ではお風呂の代わりに定期的にタオルを温めて全身を拭いてあげます。モルモットは特にお尻が汚くなりがちなので、お尻だけでもタオルやウエットシートで拭いてあげると衛生的でいいかと思います。

ただしオスの場合は、臭腺から分泌された物質がお尻の毛に絡みついてしまうことがあります。そして絡みついたまま固まってしまうとかなり厄介で、ちょっとやそっと拭いたり洗ったりしただけでは落ちません。ガムがくっついて硬くなってしまうのを想像してもらうとわかりやすいかと思います。我が家の二匹もお尻にべったりとくっついてしまっていたのですが、そうなってしまうともう毛をカットするしかありません。
モルモットを抑えながら少しずつ固まった部分を切り取っていきます。モルモットが暴れると怪我をしてしまう可能性があるので、心配な場合は二人掛かりで行うか、獣医さんに相談してもいいかもしれません。

⑥体重測定

週に1回の頻度で体重測定を行い記録をつけておきます。標準体重をキープしていれば問題ないですが、急な増加や減少は要注意です。
何らかの原因で体調が悪くなっていると真っ先に体重に現れるので、明らかな体重減少がある場合は原因を突き止める必要があります。
体重がずっと減っているようであれば、毎日測定し一日にどれくらい減少しているのか記録します。一週間で50g以上の増減があったら念のために病院に行った方がいいです。10g〜20g程度の増減であれば誤差の範囲内なのであまり気にする必要はありません。

体重減少と同様に太り過ぎも要注意です。肥満は足腰に負担がかかってしまったり病気になってしまう原因になるので、標準体重をオーバーしているようであればおやつの量やご飯の内容を改める必要があります。

⑦お薬

モルモットが元気なうちは問題ないですが、歳をとったり病気になってしまうと薬を飲まなければいけなくなります。怪我をした場合も薬を塗ってあげる必要が出てきます。

とんかつは先天的な顔面麻痺があるため、毎日朝晩右目に軟膏を注入しています。
飲み薬や塗り薬は、慣れないうちはうまく飲んでくれなかったり暴れたりしてモルモットにも飼い主にもストレスになってしまいます。
モルモットは怖いこと、苦手なことを嫌がって逃げようとしますが、かわいそうだからと躊躇せずしっかりおさえて処置してあげましょう。動物は人が遠慮したり躊躇していると不安になってさらに嫌がります。

シリンジは飲み薬以外でも強制給餌などでも使うので、青汁や果物の汁、お水などで普段から練習しておくといいと思います。
シリンジから飲むことがどうしても嫌いな場合は、ピーマンなどをお皿代わりにし、薬を垂らしながら食べさせるとすんなりと飲んでくれます。

まとめ:モルモットのお世話は大変?

他の動物と比べるとモルモットのお世話は大変ではありませんが、それでも生き物と暮らす上で必要なことや、もちろんイレギュラーなこともたくさんあります。初めのうちは爪切りもブラッシングも難しいかもしれませんが、段々と慣れてくればテキパキとこなせるようになります。

毎日の家事や仕事に終われると、掃除が面倒だなと思うこともあるかもしれません。
でもどんなに忙しくて疲れていても、2匹の「早くご飯くれ!」という鳴き声を聞きながらご飯を用意したり、綺麗になった寝床でくつろいでいる姿を見ると毎日のお世話が楽しくて仕方がないです。

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