モルモットの知識

モルモットが鼻をくっつけ合う意味は?

モルモット同士が鼻をくっつけている仕草を見たことがありませんか?ただお互いのニオイを嗅いでいるように見える仕草ですが、実はあれは重要なコミュニケーションなんです。
今回はモルモットが鼻をくっつけあう意味について解説していきます。

一般的に鼻と鼻をつける仕草は「モルモットの挨拶」と説明されています。確かに仲間同士の挨拶として用いられるものですが、モルモット同士の関係によってその意味は少し変わってきます。

モルモット同士が鼻をくっつけるのはなんで?

仲間への愛情の証

モルモットは社会性があり、仲間意識の強い動物です。一緒に暮らす他のモルモットのことを認識し、意識して生活しています。
鼻をくっつけあうことでお互いを仲間として認識し、コミュニケーションをとっています。もし飼っているモルモットがお互いに鼻をクンクンしているようであれば、微笑ましい仕草として見守ってあげましょう。

ただし、鼻をつけあいながらグルグルと低い声を発していたり、押し合う様子がみられたら注意が必要です。

どちらか優位かを競っている

特にオス同士の場合は鼻の高さ比べでお互いの優劣を決めようとします。当然それだけでは決まらないので、その後に取っ組み合いの喧嘩を始めたり、どちらかが執拗に相手を追いかけたりし始めることがあります。
気持ちがいい時と威嚇している時のグルグルという鳴き声はほとんど同じなので、喧嘩が始まったら仲裁に入れるように、二匹の様子をよく観察しておきます。

二匹の役割を確認している

モルモットは鼻を触ることで、どちらが支配的な役割で、どちらが従順な役割かを確認しています。鼻を付け合わせてグルグル鳴いた後に一方が毛づくろいをすることがあれば、毛づくろいをされている方が優位な立場にあることがわかります。

また、鼻をつけることが相手に謝るという意味をもつこともあるようです。下の立場のモルモットが上のモルモットに逆らった後に、さっきはごめんねという意味で鼻をくっつけることがあるとも言われています。

相手の状態を確認している

モルモットは同じ場所で暮らす仲間のことを強く意識しています。多頭飼いをして一匹だけが野菜をもらっていたらその匂いを嗅ぎ取って「自分にもくれ!」と要求します。

モルモットは嗅覚に優れているので、ケージから出た仲間がいれば、帰ってきたときに匂いを嗅いで確かめます。一匹が通院などで不在にしていれば、戻ってきたときにクンクンして確認するはずです。人間が思っているよりもモルモットは匂いから得られる情報が多いのです。

モルモットが人に鼻をこすりつける時

モルモットが飼い主に鼻を擦りつけるのは愛情の表れです。もし飼っているモルモットが鼻を擦りつけたら、それはモルモットがあなたのことを好きだというしるしです。鼻を擦りつける以外にも飼い主のことをペロペロと舌で舐めてくることもあります。
執拗にクンクンしていたり手の中をぐいぐい押してくるようであれば、それはおやつを持っていなかの確認です(笑)

モルモットは基本的に臆病で警戒心の強い動物ですが、他の動物に対して積極的にニオイを嗅ぎに行ってしまうことがあります。モルモット以外のペットを飼っている場合は、モルモットが他のペットに近づきすぎて攻撃されないように飼い主が見守っておく必要があります。

まとめ:モルモットが鼻をくっつけあう意味は?

モルモットは仲間同士の愛情の証としてお互いの鼻をくっつけ合います。また、何か悪いことをしたときに謝るために鼻を触るとも言われています。モルモットにとって鼻をくっつけあってコミュニケーションをとることは大事なことで、彼らにとって匂いから得られる情報はかなり重要なため、単に鼻をくっつけあっているだけではなく、仲間の匂いから色々なことを読み取っているのです。

モルモットが鼻をクンクンしている姿はとても可愛いです。ただしオス同士の場合は喧嘩になってしまうことがあるので、飼い主がしっかり見守ってあげましょう。

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