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チモシーの好き嫌い!?チモシーを食べないモルモットの原因と対処法

モルモットの主食といえばチモシー(牧草)です。動物園のふれあいコーナーでも牧草をむしゃむしゃ食べているイメージのモルモット。チモシーを食べない子なんているの?と疑問に思うかもしれませんが、実はこれがいるんです。ただ彼らはチモシーが嫌いだから食べないのではなく、何らかの理由があって食べられていない可能性が高いです。
チモシーはモルモットの健康維持に必要不可欠な食べ物です。飼っているモルモットがチモシーを食べてくれないと飼い主としても心配ですよね、、。我が家のモルモットもチモシーを食べない派だったため苦労しました。

今回は自分の経験も含め、チモシーを食べないモルモットの原因と対処法について書いていきます。

モルモットがチモシーを食べない原因と対処法

原因①:本当は見ていないところで食べている

対処方:よく観察する、寝床にチモシーを置いてあげる

原因といっていいものかとも思いますが、これが実は結構多かったりします。
仕事で外出している昼間だったり、飼い主が寝ている夜の間だったり、意外にモルモットは飼い主の見ていないところでご飯を食べていることがあります。モルモットは環境の変化を受けやすいので、特に飼い始めたモルモットは慣れない環境だと人前で食事をしないことがあります。

与えるチモシーの量を計って一日の終わりにどれぐらい減っているか確認してみると、実際に食べているかどうかがわかります。少し距離を置いて観察したり、ペットカメラを設置して確認するか、モルモットがよくいる場所(くつろげる場所)や寝床にチモシーを置いてあげるのが効果的です。

原因②:チモシーが食べづらいところにある

対処法:チモシーの置く位置を変える

一般のチモシー入れは色々な種類があります。ボックスタイプになっているものや、吊り下げるもの、球体になったケースに入れてケージに設置するタイプもあります。モルモットが食べにくそうにしているようであれば、置く位置を変えたり入れ物を変えてあげるのがいいでしょう。ペットシーツを敷いてその上に直置きにするのもアリです。

原因③:チモシーが合っていない、好みでない

対処法:好みのチモシーを探す

モルモットは食の好みが激しい動物です。嫌いなものは食べてくれません。もしモルモットがニオイを嗅ぐのに食べなかったり、一口がじって吐き出すようであればチモシーが好みではない可能性が高いです。ショップでは1番刈りのチモシーがオススメされていますが、モルモットによっては柔らかめが好きで固いものが苦手なこともあります。2番刈りや3番刈りのチモシーも試してみると、好きな固さのものが見つかります。また、チモシーはメーカーによって種類や品質にばらつきがあるため、商品によってニオイや味にかなりの差があります。色々なものを試してみてモルモットにあったチモシーを探してあげましょう。

それでもなかなかチモシーを食べてくれない時は、他の牧草を与えてみるのもいいでしょう。他の牧草は栄養面ではチモシーに劣るものの食べないよりは断然いいので、オーツヘイやバミューダヘイなどを試しにあげて様子をみてみるもの一つの方法です。

好みのチモシーを探すには

チモシーや他の牧草にも色々と種類があります。飼っているモルモットに合う牧草が何かは実際に与えてみないとわかりません。
ただ、色々な牧草を試してみたいと思っても、牧草の販売は大抵800g〜1kgのため、食べるかどうかわからないものをいきなり大量に買ってしまうのは気が引けてしまいます。そんな時はAmazonなどで購入できるチモシーと他の牧草のお試しセット(1000円程度)を購入してみるのがいいでしょう。

私が購入したセットは、チモシー1番刈り、チモシー2番刈りシングルプレス、チモシー2番刈りダブルプレス、バミューダ、オーツヘイなどなど8種類のセット。
結局1番刈りチモシーは相変わらず食べなかったのですが、バミューダやオーツヘイは好きだということがわかりました。オーツヘイはイネ科の牧草で黄土色で短めの牧草で、甘い香りがするために嗜好性が高いようです。チモシーを食べなのであればチモシー以外の牧草を与えればいいとも考えてもいたのですが、他の牧草は栄養面でチモシーに劣るため、主牧草はやはりチモシーにした方がいいです。とはいえ食べないよりははるかに食べる方がいいので、合うチモシーを見つけるまでは他の牧草を与えておくのも手です。

そもそもチモシーの1番刈り、2番刈りって?

チモシーには1番刈り、2番刈りと種を植えてからの収穫時期によって種類があります。さらにシングルプレス、ダブルプレスと圧縮の違いによってさらに2種類に分けることができます。
チモシーの種類について詳しくは、やわらかい派?かたい派?どんな種類があるの?モルモットにおすすめの牧草をチェックしてみてください!

原因④歯が痛い、体の調子が悪い

対処法:病院に行く、チモシーを変える

モルモットが食べていたチモシーを突然食べなくなってしまったら、何かしらの体の不調を疑う必要があります。チモシー以外のものを食べるかどうか試し、食欲があるのかどうかを確認します。もしチモシーだけを食べないのであれば、チモシーに飽きてしまったのか、もしくは歯に異常があり固いものをすり潰せないのかが考えられます。他の食べ物も食べられないようであれば、お腹にガスが溜まっているか体におかしいところがある可能性が高いです。体調に不調がある可能性が高ければすぐに病院に行く必要があります。

原因⑤一人で食べるのが寂しい

対処法:一緒について食べさせてあげる、仲間を増やす

ありえないと思いきや、モルモットでは意外にあり得る原因の一つです。海外ではモルモットの単独飼育が禁止されている国もあるほど、モルモットは群れで行動する寂しがりやの動物です。ペットショップやブリーダーさんのところで仲間と暮らしていた子なら、知らない場所で一人ぼっちな状態をストレスに感じている可能性もあります。長い間飼われていても、飼い主が不在の時はあまり食事をしないなんてこともありえます。

そんな時はモルモットの見えるところでご飯を食べたり、チモシーやペレットを手から食べさせてあげるのも効果的です。人間がご飯を食べるとモルモットもつられて食事を始めたり、食事のきっかけを与えらることにより食べることに集中し始めることができます。我が家のモルモットたちは野菜をあげるとそれをきっかけにチモシーやペレットも食べるタイプなので、野菜はモルモットの楽しみだけでなく食事のきっかけにもなってくれています。

「仲間を増やす」というのは対処法というより結果的に効果が出たことになるのですが、かもめがうちに来てくれてからとんかつの食事量が圧倒的に増えました。かもめがモリモリ食べることに触発されたのか、お互いオス同士なので負けないというライバル心があるからなのか定かではないですが、とんかつは以前は食べなかったチモシーの固い茎の部分にもトライするようになりました。今まで苦労があっただけに、これにはかなり感動しました。仲間を増やす(多頭飼い)というのはなかなかすぐに出来る方法ではありませんが、モルモットの社会性を考えるとかなり有効な方法ということができます。

まとめ:モルモットがチモシーを食べない時にすることは?

まず。モルモットをよく観察してチモシーを食べない原因を探ることが大切です。
私自身なかなかチモシーを食べてくれないモルモットにやきもきしたこともあります。ただ、今となっては牧草についての知識も深まったりモルモットについてわかるようになった部分もあり、良かったと思っています。

チモシーを食べないと腸に良くないとか、不正咬合になってしまうとか不安になることはたくさんありますが、原因を探って対処すれば解決することができるはずです。子供の時は思うように食べなくても大人になるとしっかり食べるようになったり、そっとしておいたら2、3日後に食べるように戻ったなんてこともあります。飽きて食べなくなってしまう場合の対象法として、ペレットと同じようにチモシーも数種類用意しておくこともおすすめです。
やわらかい派?かたい派?どんな種類があるの?モルモットにおすすめの牧草にオススメの牧草を掲載しているので、良かったら読んでみてください。

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